戦争と平和 |
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| 珍しく8時頃に起きた俺は、おもむろに頭の上にあるテレビのスイッチを押してみた。 いや、このテレビは俺より先輩だ。敬語を使わねば。 珍しく8時頃に起床した私は、ふと頭上にましますテレビの電源を入れさせていただいた。
なにやら騒がしい。 「……靖国神社……小泉……靖国神社……」 まだ寝ぼけていた頭がふと回転を開始し、今日が何の日だったか思い出した。 なんだ、結局参拝したのか。
この手のニュースは適当に見ていると、特定の思想に流される危険性が大きすぎる。 ということで、チャンネルをパチパチと切り替えてみた。
テレビ朝日「スーパーモーニング」。 キャスターだかゲストだか、普段見ていないせいでよく分からないんだが、が涙ぐみながら何かを話していた。 おいおい、ニュース番組のコメンテーターが感情的になってはいかんだろ。 それ以外は別に気にならない。
TBS「朝ズバ」 みのもんたが何か叫んでいた。妙に中韓の意見を取り上げる。 TBSの意見はそれか。
結局、スーパーモーニングに気を取られているうちに他局は別の特集に移行してしまっていた。 番組全編に渡って靖国特集というのはどういうことか。
あれ、さっきTBSに居た人がテレ朝にいるよ。 夜には地元に帰ったらしい。忙しい人だ。
靖国問題は、方向性がバラバラなのが問題じゃなかろうか。 戦前、靖国神社は確かに日本帝国政府が日本の伝統的な祭式を持って、日本帝国のために戦って死んだ者をたたえる目的で営まれてきた。 戦後は、靖国神社は日本国政府とは関係の無い宗教法人に変わった。 しかし、日本帝国政府のために戦って死んだ者をたたえる目的は変わっていない。 靖国神社は自らの教理を持って、勝手に弔っているだけだということだ。 結局、戦前の靖国神社と戦後の宗教法人靖国神社を同一視しているのが原因じゃないか。
複数の要因が絡む問題を解きほぐさずに争ってもあまり意味がない。
戦争自体の話もそうだ。 反対派は、あの戦争でたくさんの人が無駄な血を流した。原爆で悲惨な目に遭った。だから二度とあの過ちは繰り返しませぬからと言っている。 賛成派(というと聞こえが悪いな、容認派とでも言っておこう)は、あの戦争は避けようが無かった。日本を守るためにはしかたなかったんだと言っている。
つまり、反対派は民衆の目でしか戦争を見ていないし、容認派は政府・軍部側からしか戦争を見ていない。
あの戦争が良かったのか悪かったのか、靖国参拝がいいのか悪いのかではなく、どの部分が悪いのか、いいのかはっきりさせてその部分だけでしっかりとした議論を繰り広げていただきたいものだ。 小泉が憎いのか、A級戦犯が憎いのか、日本が憎いのか、靖国自体が嫌いなのかはっきりして頂きたい。
上に書いたことをもとにすると、どうやらA級戦犯が祀られている云々の前に政府首脳が公的な立場として参拝するのが問題であるというのが、俺の意見になるようだ。 あれ?なんだか矛盾点が多いような気もする。結局、どっちでもいいということか
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8月16日(水)01:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他 | 管理
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