いわゆるやまなしおちなしいみなし
 
円周率3パーセントの備忘録
 



辞書と私

先日、プロジェクトXの広辞苑を紹介した回を見た。
某掲示板の用語を収集し、解説を加えていることで知られる「2典」の開設のきっかけともなったと言われているやつだ。
俺の場合はそれに影響されたわけでもなく、小学生の頃だったか辞典の「穴」というものに気づいて、すべての言葉が載った辞書を作るぞ、なんていう無謀な夢を抱いたのがきっかけだったりもする。
昔使っていた落書き用のノートを見ると、なんだかよくわからない単語が大量に書き込まれている。
結局、そんなものができるはずもなく、当然断念せざるを得なかったというか、単に飽きたというか。
まあ、その後随分経ってからネットという便利なものに触れるようになると、そういう気持ちが湧いてきた。
考えていたものとは大分違うわけだが、かなり近いものを作り出すことができた。

そんなことはどうでもいいんだが、先日、データを保管していたHDDを見たらデータが無いことに気づいた。

……?………!

ちょっとづつ書き溜め始めていた原稿とか、ネットからごそごそとダウンロードしてきた画像ファイルとか、半年以上録りためてきたラジオとか、別のパソコンで録っておいた某アニメの最終回とか、全部消えてる。

なんということでしょう。

焦土。
そこは見渡す限り何も無い。
私は我が家のあったはずの場所を見つけた。
いや、本当にここに我が家があったのか、それさえも自信がなくなっている。
隣の家にあった立派な松の木も、来る日も来る日もガッチャンガッチャンとうるさく音を立てていた工場も無い。
ただ、目の前を流れていた小川だけが私の家が確かにここにあったことを示している。

先生!現実逃避がしたいです!

広辞苑も一回完成稿が燃えたと、プロジェクトXでは言っていた。
すべてを失うということは一度は通らねばならない道なのか。

つうか、バックアップ取っとけよって話なんだがな。



6月20日(火)17:18 | トラックバック(0) | コメント(0) | PC関連 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)