いわゆるやまなしおちなしいみなし
 
円周率3パーセントの備忘録
 



2006年9月15日を表示

惑う星と書いて惑星

「第10番惑星」、不和の女神「エリス」と命名 IAU[朝日新聞]
“慣れ親しんだ「水金地火木土天海冥」が無くなって”とかいうフレーズを言っている奴の何割が、数年前まで「土天冥海」だったことを知っているんだろうか。大した興味もないくせにマスコミに踊らされている連中の多いのには辟易させられる。
先日、弟に森鴎外(←なぜか変換できない)著の『舞姫』のラストが中途半端ではないかとの指摘を受けた。何を言い出すかと思い、差し出す教科書を読むと何もおかしいところはない。間違った場所はないと返答すると自分の机へと引き返した。
あの文語体の敷居の高い小説の概要を掴んでいるのは、国語の授業で読み解いたからだ。そうでも無ければ、あんな文章読めるはずもない。ついでに言えば、あの時見せられた『舞姫』なる映画が理解の一助となったのかもしれない。
とはいっても、今の今までこの作品のことは存在自体忘却の彼方であったわけだが。
太田豊太郎なる超エリート青年が、ドイツで貧しい舞姫(今の感覚で言えば風俗嬢と言ったところだろうか)と恋に落ちる。仕事と恋のどちらか一方を選択することになり、一旦は恋を選択し、仕事を捨てるのだが、旧友が現れ、再び選択を迫る。
結局、主人公は旧友の意見に流され仕事を選んでしまう。主人公は彼女に真実を告げることができずにいたが、主人公が意識を失っているうちに旧友が真実を告げてしまう。彼女は主人公が自分を裏切ったと思い、発狂してしまう。
大体こんな話だったと思った。結局主人公は、発狂してしまった彼女の母にささやかな生活費を置いて日本に帰ってきてしまう。
実に優柔不断な奴だ。そういえば、前に「かしまし」の話と重ね合わせてみたことがあった。一応、テレビシリーズが完結している今、もう一度やってみることにした。
はずむはやす菜と関係を持つが、幼馴染みのとまりも気になる。やす菜は、とまりとはずむ(この作品の登場人物は助詞との相性が最悪だな)がキスする所を見てしまい症状を悪化させてしまう。
このままとまりとくっついていたら『舞姫』とそっくりなエンディングだったようだ。
まあ、こんなことはどうでもいいんだが、この舞姫がエリスという名前だったりする。この記事を見てはじめて、そういう意味を持つ名前だったのかと思っただけの話。



9月15日(金)23:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他 | 管理

ブログ

確かあれは堀江貴文という人物が颯爽と現れた頃だったと記憶している。そうだ、今ここにプロ野球の灯火が消えかかろうとした所に登場した巨大な火種。それが彼だった。
せっかく近鉄が放ったプロ野球破壊爆弾は不発に終わり、処理されてしまった。ガッカリしたものだ。
別にプロ野球自体が嫌いというわけではない。ダラダラと金魚のフンのようなつまらない試合を繰り広げる競技という考えはあるが、問題点はそこじゃない。ナイター中継の延長だ。
テレビやラジオの番組は基本的にきっちりと箱に収まるようになっている。生放送だろうと時間が来ればきっちり終わる。その超がつくほどの規則正しいリズム。
その超秩序を破壊せしめる巨悪こそがナイター中継の延長というわけだ。何度苦しめられたことか。
その巨悪が自ら首を絞めて滅びかかったところに現れたのが、堀江貴文というどこの馬の骨かよく分からん人物だったのだ。
彼はついでにブログというものを持ってきた。それ以前からあったものだったろうが、テレビCMを打ったというのが最大の功績といえるだろう。テレビの影響力というのはまだまだ侮れない。テレビの影響力を利用して世論を変えたのが、小泉純一郎であり、堀江貴文ではなかったか。
いずれにしろ、彼の会社がテレビCMを打てるほどの金持ちでなければ、今この記事なんか執筆していなかっただろう。
当時、ブログはインターネットサイトの最新技術だった。未来があり、夢も希望もあった。そうだ、当時の堀江貴文氏のように。
普通のhtmlで記述されたサイトの一部が、ブログ形式を利用して新たな可能性を模索していたりしていた。
その後、株転がしの成金長者が時代の寵児となっていったように、ブログもインターネットサイトの新たな形式となるかに見えた。
しかし、バブルははじけた。ブログにはインターネットサイトを背負い込むほどの体力がなかった。せいぜい、日記を書くのが精一杯だったのだ。
ああ、それなら書いてやろうじゃないか、日記。
そう思って意気込んでは見たが、その辺に居るような一般人の大して面白くもない日常など描いたって誰がそれを見るというのだ。そう考えると、モチベーションを保つのは困難だ。
もう、開き直ってやる。読者なんて糞食らえ。俺が勝手に書いて、俺が読む。俺の落書き帳にしてやる。
見たければ見ればいい。基本の読者は俺一人。そのスタンスで行こうと思う。



9月15日(金)21:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他 | 管理


(1/1ページ)